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JR久留里線について

社会交通工学科2年 小笠原 亮

1.はじめに

  今回はJR久留里線について書く事を決めたが、そもそも久留里線について書こうと思った理由は、平成21年の3月にY氏、K氏と共に久留里線の全駅を降り潰ししたからである。最近はY氏の影響で、ある路線の駅を全部降りることに興味を持ち始めた。それぞれの駅舎を見ることも楽しみであるが、何といってもやはり全部の駅を降りたことにより達成感を味わえる。それが興味を持った一番の理由である。  久留里線は千葉県の木更津駅から上総亀山駅までを結ぶJR東日本の鉄道である。全線単線、非電化である。  運転頻度は1時間に1本ほどで、列車はほとんどが全線を通して運転されるが、一部木更津‐久留里間の区間運転列車がある。デイタイムは2両、ラッシュ時は3、4両で運転されており、ワンマン運転はされておらず、車掌が乗務している。



2.使用車両と駅紹介

●使用車両

 キハ30系  キハ37系  キハ38系


●駅紹介


駅名累計営業キロ
木更津0.0
祇園2.6
上総清川4.2
東清川6.1
横田9.3
東横田10.8
馬来田13.9
下郡15.2
小櫃18.2
俵田20.0
久留里22.6
平山25.7
上総松丘28.3
上総亀山32.2


 私がこの路線の駅を全て降りたということで、一部の駅について紹介したいと思う。


・木更津駅

 乗り場は4番線だけである。1〜3番線は内房線である。側線が敷かれ、幕張車両センター木更津派出が置かれており、久留里線の車両が置かれている。
 「木更津キャッツアイ」の舞台として知られていて、駅周辺は、ショッピングモール・アクア木更津などがあり、東京湾に近いこともあって、潮干狩りができる海岸があり、下の写真のような看板があった。ちなみに、この日潮干狩りはできなかった。




写真1 潮干狩りの看板(木更津駅にて)



・上総清川駅

 単式ホーム1面1線の無人駅。この駅にはトイレがない。なんと、下の写真のように線路を通じて、駅と踏切まで行き来することができる。あまり千葉県では見られない光景である。




写真2 線路内の様子(上総清川駅にて)


・小櫃駅

 かつては相対式ホーム2面2線をもち、のちに1面1線の使用を停止し単式ホーム1面1線の無人駅である。線路脇には、廃止されたホームの跡が残っている。トイレは無い。駅の近くには、国鉄C12形蒸気機関車287号機が静態保存機として存在する。



写真3 国鉄C12形蒸気機関車287号機(小櫃駅周辺にて)




・久留里駅

 駅舎に接して単式ホーム1面1線、奥に島式ホーム1面2線とあわせて2面3線をもつ久留里線内では数少ない有人駅である。久留里線内で唯一「みどりの窓口」があり、自動券売機もある。水洗式男女別トイレもあり、バリアフリー化されている。 当駅終点・始発列車があり、当駅始発列車は駅舎側のホームを使用する。 駅周辺は、学校や商店街、自噴井戸があり、久留里の町並みが広がる。



・上総亀山駅

 島式ホーム1面2線を有する有人駅。留置線を1本持つ。久留里線の終点駅である。当初は、外房線の大原駅までを結ぶ計画があったが実現していない。タッチパネル式自動券売機が設置されている。 トイレは男女別の水洗式で、バリアフリー対応のトイレもある。
 駅周辺は亀山温泉、千葉県立君津亀山少年自然の家などがある。
 やはり、房総のど真ん中に来ると、写真4のように田舎っぽさを感じる。



写真4 上総亀山駅の駅舎






 
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